熱中症の後遺症について

9月に入ってもまだまだ残暑が続きそうです。
特に熱中症の影響を受けやすい小児や高齢者、外での作業をする方々は引き続き注意が必要です。

熱中症になっても適切な処置を受ければ、数週間以内に完全回復すると考えられていましたが、一時的な症状だけでなく、長く続く影響を残すこともあります。

【熱中症の後遺症】
脳や神経系に関するものが最も多い
体を動かす機能の障害や考える能力の障害など

腎臓や心臓血管系にも影響を与える
熱中症で入院した人の約3分の1強が急性腎障害を経験し、心筋梗塞や脳卒中のリスクが上昇していた。

後遺症の回復は個人差が大きい
4割強が完全回復、2割強が亡くなり、2割強が回復途中、もしくは長期的な 問題が残った。

後遺症は早期治療やリハビリで改善する可能性はありますが、重症の場合は完全回復が難しいこともあります。そのため、熱中症にならないための予防「適切な水分摂取と涼しい場所に逃げる」ことが重要です。